
今は円高傾向になっていますが、円高になる原因も様々。どんなケースがあるんでしょうか?
リスク回避の円高は日本にとってよくない

今回の円高要因はリスク回避の円高のようですね。
- アメリカの長期景気の見通しが不透明で株価が下がった。
- EU諸国の景気の悪化。
- 日本株の下落(3月25日の日経平均が700円を超す下落を記録)
などなど。。
世界的な景気の減速が続いているのですね。
有事の円買いとよく言われますが、安全資産としてリスク回避のために円が買われているようですね。でもこれは日本にとってはよくない上がり方だと思います。
海外からの影響をもろ受けた形ですね。
上の円高原因の中の日本株の下落ですが、円高の時には株価も上がる傾向があるのですが、今回は下がっています。
これは円高で輸出などで日本の企業が業績が悪化する。と見込んでいるのと、国内の景気も消費税の増加などで停滞すると予測されているのかもしれません。
- 通常は、日本の企業調子いい!!→円を買って日本の企業の株買いで円高に!
となるはずが逆になってるのですね。
- 海外の経済不調でリスク回避で円が買われて円高に →え? 輸出の多い日本の企業はダメージ大きいじゃん!! 売ろ。そして円はキープ→ 円が売られないので円高のまま。
という流れなのかなと。
つまりダブルパンチで日本やばいかもしれませんね。

- 輸出の為替差損でダメージ
- 円高で輸入モノが増えると国内で製造したものが売れなくなるかも(輸入品が安い場合)
- 確かに円高だと原材料を輸入に頼る企業は安く仕入れられるのでコストを抑えられるが、そもそも景気が鈍化(消費税増税等)でモノが売れないきゃどうしようもない。
まあ、今に始まったことじゃないので、個人的には楽観してますけどね!
最近話題になっているイールドカーブとは?
「利回り曲線」といわれるものですね。

順イールド、逆イールド、フラットイールドとあって、それぞれ、
- 順イールド・・・市場が将来金利が上がると予想している。
- 逆イールド・・・市場が将来金利が下がると予想している。
- フラットイールド・・・市場が将来金利が変わらないと予想している。
ということになります。
で、ブルームバーグによると、12年ぶりに米国債の短期と長期もの金利が逆転したようです。
つまり逆イールド状態ですね。
何がやばいって、
「失われた10年」といわれる、日本のバブル崩壊の始まりのときの状態と同じなのです。
例えば、近年では「ギリシャ危機」がありました。

短期・中期のギリシャ国債が大幅に上昇。つまり、ギリシャの財政危機感(信用格付けダダ落ち)から大量に売られて買い手がいなくなったため金利が急上昇した。
結果、長期金利を大幅に上回ったため金利逆転現象(逆イールド)が起こった。
そうはいっても必ずしも不況になる訳でもなく、なるときもあれば、ならないときもあるので、1つの目安ですね。
こういうのは、いざという時自分がどう対処するか? の見極めの準備に過ぎないので。
利回りがなぜ上がるのか? についてはこちらの記事でどうぞ!!
積立FXで低レバレッジで所持すればロスカットされずに(ほぼ)ほったらかしで運用できる

今日のヒデの口座の状況です。もしかしたら今回の通貨急落でロスカットされた方も多いかと思います。
だからいったのに。。。高いレバレッジかけちゃダメ!!絶対!!って。。。あと、証拠金維持率ですね。
ヒデは200%を基本維持しています。

ところで、さすが米ドルですね。結構戻してます。
なんでついでに豪ドルが下がったのかわかりませんが(笑) まあ、豪ドルは最近はこんな感じといえばこんな感じなんですけどね。
それにしても最大の懸念はトルコリラですよね(汗)
まあ、購入平均価格は下がるので、将来価格が上がった時にプラスにはなってくれるとは思うのですが。。。
3月31日の地方選挙前後、荒れるかもしれませんね〜。。。
とりあえず好材料全くないし(笑)
ただ、今回の選挙は直接関係ありませんが、結果次第で徐々にエルドアン大統領が追い込まれていって、失脚。という流れに繋がるのであれば、それは好材料になりうると思いますね。
数年先にはかなり好転している可能性も0ではないのでしょうか? 可能性低そうだけど(笑)
とりあえずロスカットはない(国が崩壊しない限り)ので高みの見物といきますかね。