
トルコリラかなり荒れていますね。

一時期18円台に突入し、一晩でまた20円台に逆戻り。。。
正にジェットコースター!!
でもなんでこんなことになったんでしょうか?
これにはハイエナ(ヘッジファンド)が関わっているようなのです。
空売りでトルコをぶっ潰せ!!

というようなわけではないかもしれませんが(笑)
空売り。つまり、トルコリラがこれから下がるだろう。
そしてトルコリラが積み上がって残高もあるので稼げる!!
そのような思惑でロンドンのヘッジファンドが空売りを仕掛けたようです。
例えば、
- ロンドンのヘッジファンドが、1億トルコリラを銀行から借りる。
- 1トルコリラ= 0.2ドルの時に全部米ドルに替えると、2000万ドルになる。
- その後、1トルコリラ=0.1ドルに下がった!!
- 1000万ドルを 1トルコリラ=0.1ドルのレートで買いもどすと、1000万ドル/0.1ドル=1億トルコリラ購入できる。
- 銀行から借りた1億トルコリラを返却。残りの1000万ドルから借りた分の利子を引いたものが、ヘッジファンドの利益になる。
結果、(約)1000万ドル儲かった!!
同じようなことは昔にもあって、ポンド危機もこれと同じようなパターンですね。
歴史は繰り返すのです。
トルコリラの逆襲!!

ところがそれに対してトルコは逆襲したのです(以前もやったけど)。空手関係ないけど(笑)
市場への通貨の供給を極端に減らし、通貨の交換金利(スワップ金利)を上昇させ、結果、300%を超える金利になりました。
1億トルコリラ借りたら3億トルコリラ返す。。。
こうなると売るに売れないので、今度はトルコの債権や株を売り出したようです。それでも戻ったお金で米ドルなどを買い戻すことでリスクを軽減しようとしているのでしょう。
結果、トルコリラは反発。トルコ/円も20円台に回復しました。
でもまた徐々に下がってますけどね(苦笑)
統一選挙の前にこの波乱。
3月31日の統一選挙がますます楽しみになってきました(笑)