

さて、昨日の続きで、東証昇格を目指していそうな会社探しですが、めぼしいものが見つかりましたのでご紹介します。
神田通信機 (1992) ジャスダック
通信関連の設備工事、システム会社です。監視カメラや、各種管理システムの提供を行なっているようで、宮内庁(独立行政法人等) 向けに独自のシステムを提供しているようです。
こういう独自性は会社の強みになりそうですよね。
IoT 等の最先端技術を活用した新しいサービスの提供など、これからの産業も手がけているようなので、これから伸びていく可能性も大きいです。
IoT(Internet of Things)
例: メロンの栽培で、温度、湿度など栽培に関わるデータを収集し、クラウド上に蓄積していってその結果できたものから、作物が最高の状態になる栽培条件を確立する。
このように離れたところからモノの状態を知り、条件を達成するための操作を自動で行うことができる。
これらはモノをインターネットにつなぐ意味で、モノのインターネットと言われている。
株式分割と新たに株主優待制度を導入すると発表
2019年10月31日を基準日として1株につき3株の株式分割を実施することと、新たに株主優待制度を導入することも発表されました。
昇格を目指す企業は株主を増やして流動性を確保しようとする。に一致していますよね?
- 株主分割により3倍の株式数になり、1株価も1/3 になるので、流動性が上がる(買いやすくなる)ことが見込まれる。
- 株主優待制度を導入することで、個人投資家の流入量が増えることが見込まれるので、株主数が増え、時価総額も上昇する。
浮動株(市場に流通する可能性が高い株)をみてみると、30.1%。1部上場条件は35%です。
それから計算すると、流通株式時価総額が7億円弱なので、3倍になれば条件の20億円以上になりますね。
時価総額(発行株式数×株価)は約23億くらい。上場条件は40億円以上となっています。
※ジャスダックから1部上場への条件数値です。
以上のように、昇格を目指しているものと考えられるわけです。
業績・指標を確認する
業績を見てみると、第1四半期は -124百万円(1億2千4百万円の赤字)となっており、残念な結果になっていますね。。
指標は、PER(予) 14.76倍、PBR 0.52倍と、1株あたりの会社の純資産から見てかなり割安になっていますね。
1株純資産は解散価値とも呼ばれていて、会社が解散した場合株主などに分配されるので、この場合、投資額の約倍くらい(ざっくり)になってお金が戻ってきます。
自己資本比率も50%超えてるし、いいですね。
個人的にもちょっとこの銘柄は気になります。
ではまた!!^^
※投資は自己責任でお願いいたします。
