
TDnetをみていて、梅の花(7604)という会社が、2019年9月26日付けで東京証券取引所より、不正会計の改善報告書を求められた。というニュースがありました。
不祥事は株価の下がる原因になります。
しかし、下がっても回復することもあるため、それを狙った投資手法もあります。
今日は、実際に不正が発表された時株価はどうなったか? 又、その後どうなったか?をみていきたいと思います!
ちなみに、不正行為の内容は、収益を上げるために投資したものの回収できる見込みがないので、固定資産の評価価額を引き下げなくてはならなくなったが、赤字を避けるため損失(減損損失)を少なめに見積もった。というものだったと思います。
不正発覚の報道があった2019年8月30日の株価は?

2554円 29日 → 2525円 30日 → 2503円 9月2日 急激に50円近く下がってます。
そんなに大きな下落ではないですが、やはり反応していますね!
出来高(取引量)も前日29日の4100から30日19000に急増(売った人増)しています。
その後20日くらいかけて元の株価に戻り、一旦ここでも売られますが、その後も上昇を続け、現在2,620円くらいになっています。
仮に、2554円の時に買ったとすると、約2.5%増えていますが、この下がったタイミング(2,503円) で買ったとしたら、
4.5%増えています。
100万だと、25,000円と45,000円で、1.8倍違いますね! ひと月で45,000円稼げたらなかなかいいのではないでしょうか?
ただこの会社、自己資本比率がギリギリ20%ちょっとなんですよね。。
つまり総資産の80%が借金など返さなくてはいけないお金ということですね。
自己資本比率が20%以下になると要注意という見方もあるので、こういう銘柄は注意が必要かもしれませんね。
要は不正が発覚して株価が下がるどころか倒産に追い込まれるかも。ということですね。
この戦法は小型株より大型株の方がいいと夕凪氏の本にも書いてあるし、倒産のリスクを考えるとそうなんでしょう。
ところで、19年7月第1四半期決算は赤字なのにチャートは上昇トレンドなんですよね。もしかして、不正が明るみに出たことで、内部が正常化されて行くことに皆が期待しているのでしょうか? なんとなくわかる気がしますね。
ではまた^^
