
先日以下の設定でピックした銘柄を細かくみてみました!

- 優良銘柄であること
- 時価総額が大きい
- 株価安定
- 株主優待あり
- 単位株が10万~30万前後で買える(今回は単元未満株での購入を考えていますので30万くらいを設定しています。)
- 内需系企業(銀行、不動産、電力など)
- チャートが上昇トレンド又はもみ合いトレンド
今回は時価総額は200億円以上での検索となります。
なお、2019年10月17日時点での話となります。
※ちなみに株主優待戦略とは、株主優待の権利が確定する権利付き最終日に向けて株価が上昇するので、それに乗って稼ぐ手法です。基本的に権利付き最終日までに売ります。権利が確定した翌営業日には株価が下がる傾向がありますので。
10万円以下で買える銘柄
ヨネックス (7906) 6万円 2部上場 1994.2
- スポーツ用品メーカー。テニス、バドミントン、ゴルフで圧倒的なシェアを誇る。
テクニカルチャートを1年のスパンで見るといわゆる、「ダマシ」というトレンドになっていますね。
単純移動平均線を超えたと思ったら下落、超えたと思ったら下落を繰り返しています。
上値支持線も、下値支持線も判別できません。。。
2019.3月末の株主優待権利確定日の4ヶ月前からみても、それにむけて上昇しているとは言えないと思います。
しかし唯一、PBRが1.36倍と低めなので、もし1倍を切るくらいまで下がったら買ってもいいのかな? と思いました。
時価総額も500億円超えてるし、自己資本比率も69%と高いです。倒産しそうな感じじゃないですね。
ところで、海外売上高比率が50%超えているので、外需系企業とも言えますかね。
チャートの動きが激しいのもそのせいですかね。
リテールパートナーズ (8167) 9万円 上場1984.10
- 中四国・九州地方のスーパーマーケット連合
チャートは横ばい。
今年の3月の終わりくらいから株価が上昇し始めて、8月の終わりに一気に下がっています。
株主優待権利確定日が8月末なので、それに向けた買いが入って、権利付き最終日の翌営業日(権利落ち日)に株を売却する人が多かった。と、みてとれますね。しかもただでさえ下降トレンドだったので、多くの株主に見放されて、優待だけもらって損切りされたのかもしれませんね。
※権利付き最終日まで株を保持しておかないと、優待を受けられないので。
上昇トレンドの押し目買いで、5月15日頃 1,160円で購入したとして、8月20日頃 1,185円で売却したとすると、約2%ブラスにはなりますので、もし、500株買っておけば、9000円くらいの+にはなりますね。
75日単純移動平均線が支持線になっているので、そのタイミングで45万円固定で売り買いをすると、
2019年
- 5月15日 買い 1,160円
- 5月28日 売り 1,210円 +4%
- 6月5日 買い 1,138円
- 6月12日 売り 1,159円 +2%
- 6月19日 買い 1,149円
- 7月8日 売り 1,212円 +5%
- 7月19日 買い 1,210円
- 8月1日 売り 1,217円 +0.5%
トータル 11.5%のリターンになるので、税金引いて約4万円くらい稼げますね。
思ったほど稼げませんね(笑)
仮に2017年8月の上昇トレンド入りに1,200円(PER13倍くらい)で買って、ピークの2019年5月に1,900円(PER40倍くらい) で売ると、約1.6倍になるので、税金引いても20万円くらい儲かってますね。
PER40だと、毎年営業利益40%アップと考えて、1.4×1.4=1.96で、2年後に会社の資産が2倍になるということ。期待されていたのですね。
ところが、2018年の7月に発表された、平成31年2月期第1四半期の連結業績では純利益が前期比−95%となっていて、大幅減収となっています。
そのまま下降トレンドに突入しました。
今は、PER 15倍程度、PBR 0.6倍程度と、かなり割安感があります。
自己資本比率も年々増えていて、68%くらいあるし、時価総額も410億円で、コンビニ・食品小売部門の時価総額ランキングでは真ん中より上で悪くないです。
イオン系スーパーのマックスバリューは900億円くらいあるので、それには及びませんが、まあ地方のスーパーだからこんなもんじゃないでしょうか?
そんなに簡単に潰れるような会社でもなさそうだし、ちょっと興味があります。
景気サイクルから考えると、2020年前半〜半ばくらいから上がってきそうな感じなのでもう少し様子をみて、75日単純移平均線も横ばいになったら考えようかな? と思っています。
2020年2月末の優待に向けてそろそろ上がってくる可能性もありますしね!
まとめ
今回はワーストケースになってしまいましたね。
ヨネックスのような海外からの投資も多そうな銘柄はあまり優待狙い戦略は有効じゃないかもですね。
影響が大きすぎて、国内の個人投資家が打ち消されている印象です。
あと、優待が魅力的でも、リテールパートナーズ みたいな下降トレンドだと効果ないですね。
明日は20万以下をテーマにして書きます。
ではまた^^
