
東証2部から1部に市場変更するには以下のような条件を満たす必要があります。公開された情報だけである程度推測できる数値もありますので、ご紹介します。
もちろんこれだけではなくて、虚偽の記載がないか、などの審査基準もあるのですが、それはわかりようがないので。。。
こういったものを把握することで、市場変更が可能になった時点ですぐ実行するのではないか? などの予想がたつわけですね。
今日はオーウエル(7670)という銘柄を分析します。
業種は卸売業で、塗料関連の商社です。
条件を満たしているか? 割安か?について書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2部から指定替え基準 | |
株主数 | 2200名以上 |
流通株式数 | 2万単位以上 |
流通株式時価総額 | 20億円以上 |
流通株式数(比率) | 35%以上 |
時価総額 | 40億円以上 |
最近2年間の利益の額の総額 | 5億円以上 |
連結純資産の額 | 10億円以上 |
オーウエル (7670) 2部上場 2018/12/13→昇格可能年月日 2019/12/13以降
上場条件の確認
- 株主 2,500名
- 時価総額 69億4千万円
この2つに関しては条件を満たしていますね。
流通株式数については、次の3つの情報が必要です。
- 自己株式数
- 役員とその親族等に関連する保有株式
- 10%以上の大株主の保有株式
まず自己株式数は、最新の有価証券報告書等法定開示資料をみると、156,900株と記載があります。
役員とその親族に関連する保有株式は、役員に関しては上場時の有価証券報告書に記載があって、合計177,000株とあります。株主の状況をみると、役員以外の個人名もありますが、親族かどうかは判断できなかったので含めません。
10%以上の大株主の保有株式は社員の持株会が13.7%で、1440000株。
発行済み株式数 10,500000株−156,900株 -177,000株−1440000株=8,726,100株÷100(単元数)=8,7261
となり、9万単位くらいありますので、2万単位以上をみたしていますね。
流通株式数(比率)は、
8,726,100÷10,500000×100=83%
となり、35%以上を満たしています。
流通株式の時価総額も、57億円以上あるので、条件の20億円以上をクリアしています。
その他項目も、数字的な条件は満たしていますね。
すでに条件を満たしているためか、株主優待はありません。
今後に期待ですね。
指標の確認
- PER 6.31倍
- PBR 0.39倍
- 自己資本比率 38.95%
割安ですよね。
チャートも下降トレンドから横ばいになりかけていて、今から上がっていきそうな形になっています。
これはちょっと興味ありますね!
ではまた^^
