
今回は、ミダック (7670)という会社の分析をします。以前もとり上げましたが、概略だけだったので、もう少し詳しくみていこうとおもいます。
今回の方法はこの銘柄に限らずほかの銘柄でも使えますので、タイトルでずっとつかえる! と少し大げさにいっていますが、何年も前からやってる人はやってる定番の手法なので、よっぽどルールが変わったりしない限り使えるんじゃないでしょうか?
ところでこの会社は、主に産廃などの処理を行っている会社です。67年という歴史のある会社です。すごいですね!
ではよろしくおねがいします!
2部から指定替え基準 | |
株主数 | 2200名以上 |
流通株式数 | 2万単位以上 |
流通株式時価総額 | 20億円以上 |
流通株式数(比率) | 35%以上 |
時価総額 | 40億円以上 |
最近2年間の利益の額の総額 | 5億円以上 |
連結純資産の額 | 10億円以上 |
ミダック (7670) 2部上場 2018/12/21→昇格可能年月日 2019/12/21以降
※12月21日は土曜日なので、前倒しになるか、後になるのか調べたのですがわかりませんでした。調べ方が悪いんですね^^;ご了承くださいな。
上場条件の確認
- 株主 666名(19.3)未達!
- 時価総額 159億4千7百万円
時価総額に関しては条件を満たしていますね。
流通株式数については、次の3つの情報が必要です。
- 自己株式数
- 役員とその親族等に関連する保有株式
- 10%以上の大株主の保有株式
まず自己株式数は、最新の有価証券報告書等法定開示資料をみると、185,100株と記載があります。
役員とその親族に関連する保有株式は、役員に関しては上場時の有価証券報告書に記載があって、合計501,500株とあります。専務取締役熊谷裕之の二親等以内の血族2名(1名は10%以上保持)と合わせて1,427,500株
発行済み株式数 3,324,000株−株 -185,100株−1,427,500株=1,711,400株÷100(単元数)=17,114
となり、2万単位以上まで3,000単位くらいたりません。未達!
流通株式数(比率)は、
1,711,400 ÷3,324,000×100=51.5%
となり、35%以上を満たしています。
流通株式の時価総額も、27億円以上あるので、条件の20億円以上をクリアしています。
その他項目も、数字的な条件は満たしていますね。
つまり、3月の時点では株主数と、単元がたりませんでした。
さて、そのどちらも増やすにはどうしたらいいでしょうか?
株式分割と、株主優待の新設または拡充が鉄板です。
9月に株式分割(株数が3倍に)、2020年の3月から株主優待制度の導入が決定されました。
株価が1/3になって買いやすくなるため株主が増えやすくなるのと、流通株式数の条件をこれだけでクリアできますよね。
株主優待も人気があるので、さらに株主を増やしやすくなります。
指標の確認(現時点)
- PER 26.25 倍
- PBR 6.68倍
- 自己資本比率 24.57%
そんなに割安感はありません。成長率から考えても割高ですね。あと借金が多め。
しかし、チャートは順調に駆け上がっています(笑)
ちょっとこわいですねこの銘柄。
投資した分のリターンがそんなに大きそうじゃないじゃないですか? ネットビジネスとかだとレバレッジがきいてリターンが何倍にもなりやすいけど、設備投資も大変そうだし、どうなんでしょうか?
ではまた^^
※投資は自己責任でおねがいいたします。