
二部に指定替えしてから1年立つと一部昇格の権利がつきます。一部に昇格すると大口の投資期間などの資金の流入で大きく株価が上昇する可能性があるのです。
それを狙おうというのが今回の話の主旨です。
今日の銘柄は、ミズホメディー (4595) です。
業種は、医薬品。体外検査用医薬品専業
今日も対象企業が一部指定替えの条件を満たしているのか? また、その気があるのか? を検証していきたいと思います!
さらに、社長のインタビューなどからも上場のサインを読み取れたりすることもあるので、ご紹介します。
よろしくお願いします。
二部から指定替え基準 | |
株主数 | 2200名以上 |
時価総額 | 40億円以上(指定時見込み) |
純資産 | 10億円以上かつ単体純資産の額が負でない事 |
最近2年間の利益の額の総額 | 5億円以上 |
売買高 | 申請日の属する月以前3ヶ月間、及びその前の3ヶ月間の月平均売買高200単位以上 |
流通株式数 | 2万単位以上 |
流通株式時価総額 | 20億円以上 |
流通株式数(比率) | 35%以上 |
単元株式数 | 100株(指定時見込み) |
一部指定替えの条件確認
- 株主数 名(19.6) 2,038未達!
- 時価総額 272億1500万円
- 純資産 31億9200万円
- 最近2年間の経常利益合計 20億6200万円
- 売買高 2019/8~10の平均 4,219単位 5~7の平均9,752単位
- 流通株式数 61,300単位
- 流通株式時価総額 約175億円
- 流通株式数(比率)64.4%
- 単元株式数 100株
※流通株式数は目安です。
株主数は2018年12月末には2,809人いたんですが、減ってますね。
財務関係は自己資本比率も59%くらいで高いです。内訳みると、売掛が56%くらいしめていて現金少ないですね。もし回収できないとしたら厳しいですよね。
指標的には PER 28倍 PBR 8.5倍と割安感ないですね。
19年〜20年までの予想EPS(一株あたり当期利益)で計算すると、PEGでは0.18倍と割安になります。ほんとかなーって数値ですよね^^;
PER=15倍が標準とされている。
PBR=1倍未満なら割安と言われている。
自己資本比率35%以上なら安心と(一応)言われることが多い
PEG=PER÷1株あたりの当期利益(EPS) ※1倍未満なら割安!
チャートはもうすぐ二部市場替え一年経つと言う事で、一部市場替え期待が強いんでしょうね。上昇トレンドです。
社長のインタビューから上場、市場変更意思とタイミングを読み取れる
ちょうど良いインタビュー記事があったのでご紹介します。
社長の唐川さん好感が持てる人柄ですね。そして成功者の共通点を持っています。
- 医療現場でなにが求められているか常にニーズをリサーチしていた。
- 社会人になってからも本や論文をいつもたくさん読んでいた。
- 起業する際、資金がなくて困っていたが、すぐに援助してくれる人が現れたり、運がいい。
- 医療技術の最も進んでいる場所(海外)に自ら足を運び、ベンチャー企業を訪問して最新の技術を見せてもらったりしていて、社員にも最先端の現場に飛び込めと教育している。
要はマーケッターとして優秀(+サラリーマン時代、営業成績が常にトップだった)で、人間関係の運が良くて、勉強家で社員教育もしっかりしている。
そりゃ成功しますよね(笑)
リサーチの時点で間違うと、厳しいこと多いですよね。ブログも同じ気がします。
だれも求めていない情報をいくら書いても誰も来ませんよね。
で、上場の動機ですが、知名度と信頼性を上げるため。と言われています。
医薬品は信頼性が強く求められるので、上場が必要との判断だったようです。実際にJASDAQ市場に上場してからはドクターなどに上場の話をよくされるようになって、注目されているのがよくわかったそうです。
2018年11月の二部への市場変更は、遺伝子検査機器・試薬システムのリリースに合わせたそうです。
ポイントは2点
- 知名度と信頼性の向上のためJASDAQに上場
- 新商品に注目を集めるため、2部上場をぶつけてきた
ほかの会社でも当てはまることは多そうです。なにか新製品を開発中とか、業界的に高い知名度や信頼性を必要としていそうな業種などですね。
新規上場前の未上場の会社を探してみても面白いかも。と思いました。
ちょっと探してみようとおもいます!
ミズホメディー (4595) 代表取締役会長兼社長の唐川文成いインタビュー
ではまた^^
※投資は自己責任でお願いいたします。

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