
ローソク足とは? 読み方の解説
株価チャートにはローソク足と呼ばれる記号が使われます。ローソク足には、
- 日足チャート・・1日の株価の動きを表したもの。
- 週足チャート・・1週間の株価の動きを表したもの。
- 月足チャート・・1ヶ月の株価の動きを表したもの。
などがあります。
これらの記号は次の4つの情報を表現しています。
始値(はじめね)・・ある一定の期間で最初につけた株価
高値(たかね)・・ある一定の期間で最も高かった株価
安値(やすね)・・ある一定の期間で最も安かった株価
終値(おわりね)・・ある一定の期間で最後につけた株価
これらを実際のローソク足に当てはめると以下のようになります。
日足チャート
1日分の株価の変動を表します。次の日の株価の予想に使われる事が多いです。

- 陽線
- 寄付き後(取引開始後)、始値から下落し、安値になった。
- その後、上昇(高値)し、少し下げて大引けとなった(終値)
- 取引開始時より、取引終了時の方が株価が上がった状態!
となります。

- 陰線
- 寄付き後(取引開始後)、始値から上昇し、高値になった。
- その後、下落(安値)し、少し上げて大引けとなった(終値)
- 取引開始時より、取引終了時の方が株価が下がった状態!
となります。
ちなみに陽線は白、陰線は青や黒などで表現されることが多いです。
週足
5営業日分のローロク足をまとめたものになります。
日足より株価トレンドを正確に読めると言われています。

月足
5週分のローソク足をまとめたものになります。
中長期の株価の動きを見るのに適しています。
ローソク足一覧
足のパターンと株価の動き ↑この後株価が上昇する可能性がある形↑
ローソク足毎に株価の変化の流れの例を示してみました。
大陽線

- 株価下落時にこれが出ると、上昇に反転する可能性あり!
- 株価上昇時にこれが出ると、上昇が加速する可能性あり!
陽の大引け坊主:寄り付き後、安値となるが、終値が最高値になる形。さらなる上昇が見込めるといわれている。
小陽線
下影陽線:株価が大幅に下がった後、大幅に上昇し、始値より終値の方が高い形。さらなる上昇が見込める。

陽のカラカサ:底値あたりで現れると、その後上昇する可能性が高い。
大陰線
陰の寄付き坊主:弱気の相場だが、上昇する可能性も。
小陽線
下影陰線:株価が大幅に下落するが、やや持ち直して引ける形。底値あたりで現れると、上昇のきっかけになることも。
陰のトンカチ:株価が大きく上昇するが、始値より終値が少し安い価格で引ける形。
下落相場の底値あたりで現れると、上昇の可能性。
足のパターンと株価の動き ↓この後株価が下降する可能性がある形↓
大陽線
陽の寄付き坊主:始値を一度も下回ることなく上昇を続け、終値が高値より低い場合。
上昇相場の警戒感を感じさせる。
小陽線

小陰線
上影陰線:弱気の相場を表す。この後下落へ。
足のパターンと株価の動き ↓上昇相場と下降相場で意味が変わる形↓
※もちろん上にあげたローソク足も現れた場所で意味が変わる事があります。
小陽線
陽のコマ:気迷い相場。上がるのか下がるのかはっきしりない。次のローソク足によって判断が変わる。
小陰線




ローソク足分析は複数の足の組み合わせで行う
一つ一つのローソク足のみではその後の株価の動きを予想することは難しいので、実際には複数の組み合わせで予想することになりますが、一般的に3つ以上のローソク足で判断する事が多くなります。
底打ちの時に出やすいローソク足のサイン




株価上向きのサイン:上の図の場合、4本のローソク足で判断するか、1.+2.(切り込み線)=陽のカラカサ 1本後の大陽線で判断するかになります。

はらみで見る株価シグナル(日足)

上寄り

下寄り

相場のシグナル一覧




酒田五法一覧表
日本古来のチャート 分析方として有名で、5つのチャートパターンが基本になっています。
ここでパターンを詳しく解説しても実践に生かせないと思いますので、ここではざっと解説します。
私が実践している企画で銘柄分析の時に実際の動きと共にみて行きたいと思います。
三山(さんざん)
株価が形成する3つの山で分析します。

このパターンは3回も高値をブレイク出来なかったらもう無理だろ。という事で、天井という判断になります。
三尊(さんぞん)

ヘッドアンドショルダーストップとも言われる。
売り圧力が強まったとして、売りのところからネックラインを下にブレイクする形。
三川(さんせん)

三回繰り返した下値はもう下がらないだろ。という考え方。
逆三尊(ぎゃくさんぞん)

三空(さんくう)
4つのローソク足で3回空(窓)が開いた状態の事。

三空踏み上げ:安値圏で相場が急上昇(パニック) した際に、急下降するだろうという状態。逆張りのチャンスといわれる。

三空叩き込み:相場が急下昇(パニック) した際に、急上昇するだろうという状態。
三兵(さんぺい)
相場の安値圏又は高値圏で3本の連続した陽線か陰線が出ること。

赤三兵:見た目通り、上昇トレンド入りしそうですよね?

黒三平:下降トレンド入り傾向。
三法(さんぽう)
売り、買い、休みを三法という。例えば保ち合いから上抜けたところで買う。それまで待機!いった感じで。

上昇ペナント型:保ち合いとは上の図のような状態のことをいいます。上と下の抵抗線で反発(保ち合い)しながら最後は上値抵抗線をブレイクしています。
相場が上抜けるまで待機する。といった意味があります。これも他の物と同様に下げるパターンが存在します。