

最近会社でいろいろトラブルがあって、会社の財務(経営)がまずいことになっているのですが、なぜそんなことになってしまったかを自分なりに分析してみました。
会社が特定されるとまずいので業務についてはあまり詳しく描けないのでご了承ください。
ちなみに非上場会社です。
ちなみに今季、経常利益約75%減となりました。。。
目先のお金を拾い続けた結果どうなったか

会社というのは利益を上げなければなりませんので、当然利益を追求するのですが、
サラリーマンの悲しいサガで、上の言うことにはなかなか逆らえません。
なので、相当なプレッシャーがあります。
しかし、できないものはできないし、出来ても無理無理やったりすることがあるわけです。
具体的にはその場しのぎの仕事などです。
それをやればその場はとりあえず乗り切れるかもしれません。
しかし、将来のことを想像してみたらどうでしょうか?
それをやった結果、トラブルが発生するかもしれません。
その場しのぎが後々リスクになる?
ちょうど最近見たビジネス動画で聞いた事例を思い出しました。
語り手の方は元2社を上場させたことのある。凄腕社長です。
直接そのかたのコンサル見学に参加したことがありますが、圧巻でした。
で、その事例ですが、昔その方が社長をやっていた会社の製品が悪質なクレーマにあったそうなのです。

部下の方々の奮闘虚しく怒りマックスの状態でこの社長は事情を知らされ、対応しなくてはならなかったようです。「もっと早く言ってよ。」と思われたそうです(笑)
めんどくさかった社長は最初10〜20万くらいのお金を渡して、解決しようと思ったそうです。

ところがある若い女性社員に言われたそうです。
「それはお客さんの為にならない」と。
もし、お金で解決したらまた似たようなクレームをつけてくるかもしれない。
また、他社にも同じようなクレームをつけるかもしれない。
これが後々のリスクですね。
つまり。その行為自体がお客さんの為にならない。というわけです。下手したらその人ブラックリストに乗って、どこからも相手にされなくなるかもしれませんよね。
点で考えるとリスクが増大する
後々のリスクという点をうちの会社で考えてみます。
うちの会社もとにかく利益をだせ、利益をだせという感じでしたので、管理職も含めてかなりプレッシャーを受けていました。
結果どうしたかというと、設備などもとにかく収益がないのにそんな金かけられない。できる範囲で設備作って、あとは現場の人間でなんとかしてくれ。みたいな感じでした。
後々のリスクを説明しても一切聞いてくれませんでした。
つまり、目先のことしか頭にありません。これが点です。
この会社は何十年とこのやり方で騙し騙しやってきました。
つまり、未来の想像力が全く足りていなかった。
結果として、大量の点が巨大なリスクの塊の源泉となり、その重さに耐えきれなくなりついには崩壊しました。

線で考えることでリスクが低減する

線とは想像力だと思います。
今からやろうとしていることは未来にどう影響するのか?
それを考えながら行動する。
そうすることでリスクヘッジになりますよね。
完璧ではないにしろ、かなりリスクは回避できるでしょう。
これを経営者に言って欲しかった
「これからは目先の利益を追求(点)するだけではなく、多少お金がかかっても未来の事も考えて(線)行動していきましょう。」
「その為にリスク管理も含めしっかり運営していきます。なので、皆さんも積極的に意見を出して自分からリーダーシップをとって会社を盛り上げてください。」
全員集められて説明会があったのですが、このような発言は一切ありませんでした。あったのは数年後には高収益体質の会社に変わる予定です。という発言だけでした。。。

ところで、リーダーシップとは例えば、先ほどの若い女性社員が社長に言った「それはお客さんのためにならない。」
という発言です。
発言して行動する事。これがリーダーシップという意味であり、別に立場は関係なくみんながやるべきであると、この元社長さんも言われていました。
元々は、ジョン・C・マクスウェルという方の提言だそうです。
リーダーシップに関する著書を多く書かれている方です。
ひとりひとりがリーダーシップをはっきする会社は強い。とも言われていました。

私もそう思いました。