
為替の値動きが激しくないときは金利差益がモノを言う
最近の為替の動きを見ていると、全体的に上がりそうで上がらなかったり、下がりそうで下がらなかったり。。。どっちつかずな感じですね。
しかし、こういう時はスワップポイント(金利差益)でプラスになりやすい気がします。
少し下がっても、スワップポイントのおかげでマイナスにならなかったり、むしろプラスになることの方が多いです。

上のスクショは今撮ったのですが、そうですね、50銭(0.5円)くらいの差なら吸収してしまう感じですかね。ここ最近もうずっとこんな感じです。
しかも割と安定通貨を多く組み込んでいるので、なおさらスワップが効いていますね。
不安定なトルコリラも今の所なんとかプラスで踏ん張っています! スワップの増えかたがすごいです。さすが年利24%^^
そんなわけで今日は政策金利(スワップポイント)が変わると為替にどう影響するかを考えて見ようと思います。
ちょっと強引(笑)
なんで金利が上がったり下がったりするの? 結果どうなるの?
為替取引をやっていると、A国の金利が上がりそうだから B国の通貨が売られて金利の高いA国の通貨が買われる。といった事を聞くと思います。
どういう事でしょうか?

これを理解するにはまず円高、円安の理解が必要です。
- 円が上がってドルが下がった・・・円高ドル安
- 円が下がってドルが上がった・・・円安ドル高
例えば昨日1ドル=100円だったのが今日は1ドル=110円になった場合、ドルの価値が上がっているので円安ドル高です。
この場合日本側から見ると円安ですから輸出が有利になります。逆に輸入は不利です。
特に日本は輸入に頼る部分が多く、円安の時は原料などを高く買わなければならないので、作る製品もそれを上乗せして高くせざるを得ません。

結果、物価の上昇が起こり問題になります。
なぜなら物の価値が上がるということは、お金の価値が下がることになるからです。
インフレですね。
例えば極端に言うと、100円の普通のパン1個買うのに1万円必要になったりとか。

ではどうやったらお金の価値を保てるのでしょう?
それは、市場のお金を減らしてしまえばいいわけです。
どうやるかといえば、中央銀行は預金者の金利をあげてお金を消費者が使わず貯金するように仕向けます。

そうすれば買い物が減るので市場に出回るお金を減らす事ができますよね?
「物価が上がる前に安いうちに買い込んでおこう!」 という心理を抑える事ができます。
そしてこの時、金利が上がるということは日本の金融商品を買うとたくさん利息をもらえることになります。上のスクショのトルコリラがまさにそうです。
余談ですが、よくこのブログでも話すようにトルコは今やばいです。。インフレ率20%ですから。

一時期トルコリラはその金利の高さからもてはやされたのですが、今ではちょっと落ち着いた感じというか、トルコリラオワコン(終わったコンテンツ) みたいに言われることも多くなってきていますね。
国民がトルコリラ売って外貨とか仮想通貨買ってますから^^; 俺の立場はいったい(笑)
話を戻します。
そしてこの時、金利が上がるということは日本の金融商品を買うとたくさん利息をもらえることになります。上のスクショのトルコリラがまさにそうです。
の続き。
そこで、例えばドルを売って円を買おうという人が増えるので、
- 円が買われる→円高へシフト
となって、バランスがとれるのですね。
しかし、他の株価とかいろんな要素が絡んでくるので一概にこの要素だけで予想することはできません。
その証拠にトルコのインフレ率もたいして改善されていませんからね。。。
特に最近は為替の値動きに関して、従来の法則が変わってきているのでは? といった見方もちらほら聞きますし、時代とともに変化する者なのかもしれませんね。
ちなみに円高ドル安の時は逆のことが起こります。
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