
これまでいろいろな指標などを元に株を探してきましたが、当初は「めちゃくちゃ売れてる株の雑誌 ZAiが作った株入門 初級編」を元にした選び方をしてきました。
その後、いろいろ勉強や研究を重ねて株を選定してきたわけですが、当初購入した株は今の視点から見てどうなのか? をプラスになってる銘柄とマイナスになってる銘柄を比較しながら株価の上昇と業績、財務等との関係を検証していきたいと思います! わかりやすい用語解説付きです!
よろしくお願いします。
ちなみに今の状態です。

トータルではずっと+を維持しています。Tポイントのみ(企画)で買ったものですね。
Contents
株を始めたときに買った銘柄
プラスになってる銘柄
ベネフィットジャパン(3934) 東証1部 1株 2019年9月9日約定 +15.02%
今は1部の株は基本外して探しているんですが、機関投資家に注目されてない東証1部の株でもいいのがある。というのを読んで買った気がします。
PER 14.64倍 PBR 2.91倍 とPERは標準的な数値(15倍が標準とされる)になってますね。PBRは1.0倍未満で割安といわれるので、割高になってます。
PERは株価を1株純利益で割ったもので、投資額を何年で回収できるか? というもので例えば、
年間150万円分のミルクを出す牛を1500万円で買うと、10年で元(購入代金)が取れますよね?
この10年をPER 10倍と表現するわけです。
この場合、対象の牛はあと10年間ミルクを出し続けられるだろうか? というのがポイントになりますよね。
寿命や健康状態的に厳しいんじゃないか?など、懸念があれば買わないし、大丈夫と思うなら買う。もし、途中やばそうなら食肉用で売るとかもあるかもしれない。
ちなみに、その時(食肉用で売った場合)の予想売買価格が100万円だったとすると、150÷100=1.5で、これが予想PBR 1.5倍となります。資産価値がさがっています。
この場合、購入から5年後に売ると、100万円+50万円=150万円で、ちゃらの予想です。
しかし、その牛にプレミアがついて200万円で買いたい人がいたらどうでしょう? 250万円となり、得をするわけです。5年で100万円の利益がでました。この場合はPBR 0.75倍となり、割安となります。
このことから、業績がよく、まだ成長の余地がありそうなのにもかかわらず、PERが低い銘柄はお買い得とされます。
自己資本有利子負債比率は38%ほどで、100%を下回っていれば適正値といわれているので、それからすると全然大丈夫そうです。
自己資本とは返す必要のない資金のことで、株主から集めたお金や内部留保(企業の利益を積み上げたもの)などです。
借金が自己資本に対して何%くらいあるか? をみる指標で、1倍(100%)を超えると健全でないと判断されます。
時価総額は約102億円ほどで、小さいです。機関投資家も手が出せないかもしれませんね。
機関投資家は上場株式の発行総数の5%超を保有することになった日から5日以内に、内閣総理大臣に「大量保有報告書」を提出する義務があります。そうするとライバル会社等にどの銘柄を買っているか筒抜けになってしまうので、大きな金額を動かす機関投資家は手を出さないわけですね。100億円だと5億円になります。そのくらいのお金は普通に動かすので。
日経平均には連動しているようなしていないような(笑)
中間決算はまだでてません。
ところで、例えば
- 2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
と書いてあったら、第1四半期4月~6月までの決算報告という意味で、以降、第2四半期(中間決算)4月~9月 第3四半期4月~12月 第4四半期(本決算) 2019年4月~2020年3月 となります。
で、これをみると営業利益も前期比で1.7倍くらいにのびてるし、順調そうです。
次に、ROE(自己資本利益率)(%)ですが、借金以外の資本でどれだけ利益をだしているか? という指標です。通期予想では17%となっています。(10%以上くらいがよい基準とされる)
もう一つ、ROA(総資産当期利益率)(%)というのがありますが、ROEの分母が純資産だったのに対し、ROAは分母が総資産(負債+純利益)になっています。(5%以上がよい基準とされる)
この会社は、予想では11%弱くらいですね。
借金の分を入れても10%は超えているので、経営状態は良好そうです。
以上、経営状態が良い企業の株は高くなっていることが確認できました!
事項以降細かい解説は省きます。
アンリツ(6754) 東証1部 1株 2019年9月9日約定 +11.01%
売り上げの7割くらいは海外のようです。5G関連の事業が好調のようです。
PER 35倍 PBR 3.4倍 とPERは標準的な数値(15倍が標準とされる)を上回っていますが、高すぎるほどでもないです。PBRは1.0倍未満で割安といわれるので、割高になってます。
自己資本有利子負債比率は19%ほどで、100%を下回っていれば適正値といわれているので、それからすると全然大丈夫そうです。
時価総額は約3,000億円ほどで、中型株です。投資信託にも組み込まれているようです。
中間決算が出ています。
これをみると営業利益も前期比で1.9倍くらいにのびてるし、順調そうです。
業績予想も上方修正されています。
次に、ROE(自己資本利益率)(%)ですが、約11%となっています。(10%以上くらいがよい基準とされる)
ROA(総資産当期利益率)(%)予想では6%弱くらいですね。 (5%以上がよい基準とされる)
借金の分を入れても5%は超えているので、経営状態は良好そうです。
以上、経営状態が良い企業の株は高くなっていることが確認できました!
日本プロセス(9651) JASDAQ 1株 2019年9月11日約定 +10.43%
AI関連、IoT関連など、これからまだまだ伸びる市場で戦っているのがいいですね。
PER 17倍 PBR 0.9倍 とPERは標準的な数値(15倍が標準とされる)になってますね。PBRは1.0倍未満で割安といわれるので、割安ですね。
自己資本有利子負債比率はなんと0%。無借金経営。
時価総額は約88億円ほどで少ないです。小型株です。投資信託にも組み込まれているようです。
第1四半期決算がでています。
順調に業績も全体的には伸びているようです。
次に、ROE(自己資本利益率)(%)ですが、5.8%となっています。(10%以上くらいがよい基準とされる。日本の企業は5%くらいが多い)
意外と利益率は並みくらいなんですね。
ROA(総資産当期利益率)(%)では6%くらいですね。 (5%以上がよい基準とされる)
日本通信(9424) 東証1部 5株 2019年9月9日約定 +4.15%
仮想移動体通信事業者(MVNO)の先駆。要は格安スマホとかです。
この会社はずっと赤字経営ですね。
利益がなければPERを出すことはできません。PBRは50倍ほどと、高すぎ。
なんでこれ買ったんだっけ? って一瞬思いましたが(笑)
政府がらみの話とか、あと、AIがらみの話で選んだのでした。
ただこれもソフトバンクがらみの事業があるのでちょっと心配。
しかし、特許関連の話で良さそうな案件があるので、これから伸びてくる可能性もあるかと思います。
そうはいっても全体的にあまりいい印象ないな(汗)何年も赤字続きというのがダメな気が。。。。
以上、まとめると5G、AI関連など成長産業に投資するとよいこともわかりましたね。
マイナスになってる銘柄
北の達人コーポレーション(2930) 東証1部 1株 2019年9月9日約定 -12.16%
PER 47倍 PBR 25倍程度とかなり割高にみえますね。
しかし、今のまま成長していくと、3年後には会社の利益が倍くらいになることになりますが、それだと、妥当PER45倍となり、いい数字なのかもしれません。数年後には海外も力をいれるようなので、可能な数字なのかもといったところ。
ちなみに妥当PERの算出式は、標準的なPER 15倍×3年=45倍 です。
自己資本有利子負債比率 2.6%くらいで借金少ないですね。
時価総額は約916億円。他消費財小売り 時価総額順位では上位10%にはいっています。
中間決算がでています。
順調に業績も全体的には伸びているようです。
チャートは若干下降トレンドで、業績がこんなにいいのに下がることもあるんだな。と。
2月末決算の株主優待では今回から拡充が行われ、商品が変わりました。男性化粧品なんですが、需要がそんなにあるんでしょうかね?
株主優待目当てで株価が上昇することがあるので、どうなるか楽しみです。
ブロードメディア(4347) JASDAQ 5株 2019年9月9日約定 -8.99%
YouTubeでよくCMをやっている、ルネサンス高校(子会社)が好調のようで、eスポーツなど、一般的な高校にないコンテンツが受けているようです。通信制の高校で、オンランでの学習が可能。
引きこもりがちな人などにはいい制度ですよね。というより、今の世の中に求められている学習システムなのかもしれません。
というより、最近の通信制の高校にはこういったコンテンツは普通にあるようですね。もう普通の高校なくてよくないですか(笑)私もこういうコンテンツで学びたかったです。実際、社会人になって何かを学ぶときなはほぼオンラインで学んでいますし、こういったコンテンツの方が自分に向いてるんですよねきっと。
PER 18.4倍 PBR2.52倍と、そんなに高くはないです。成長率から考えると、PER 107倍くらいでもおかしくないのかなと思います。
有利子負債自己資本比率(%)も16%くらいで低いし、ROEも7.4%とそこそこ。
ただ、ROA、つまり総資産からの収益性は3.1%と若干低いですね。しかしこのまま成長すると、5%くらいにはなると思います。
第2四半期の時点で、業績の上方修正(30%アップ)もされていますし、配当金なしの無配当企業ではありますが、かなり安く放置されている感じはします。
しかし、利益余剰金(企業が積み上げてきた利益)のところが△約36億円となっています。ここでは配当がないので、構成要素の利益準備金なし、任意の積立金もなしとします。
17年までの赤字の累計と思いますが、毎年コンスタントに3億円の純利益を出すとすると、チャラにするにはあと12年かかることになりますよね。
仮に年平均10%ずつ成長するとすると、約8年でチャラです。それ以上ならもっと早い。
10%なら8年後には1株益 2.1倍となるので、標準PER15倍をかけると32倍くらいが適当となりますね。そう考えると今は割安に見えます。
毎年平均で10%成長できる企業か? というのがポイントになりますが、今回上方修正で30%アップということで、2020年以降3年くらい成長がなくても10%は維持できるし、なんとか8年で2倍くらいまでは持っていけそうな感じはしますけどね。
あとはソフトバンクとの絡みがあるのが少し心配かな。
ソフトバンク(9434) 東証1部 1株 2019年9月9日約定 −0.67%
まず目がいくのが、有利子負債比率 約 175%ですね。年間利益の10倍くらいの借金があります。
ざっくり計算して、ROA(純利益の総資産に対する割合)は 5%くらいで、ギリギリのところですかね。大借金して大きく拡大できる自身がある割には大したことないですね(笑)
PERは14.43倍と、少し割安です。PBRは7倍弱で割高ですけどね。
変わってない銘柄
中外鉱業(1491) 東証1部 10株 2019年9月13日約定
これは個人的に気に入ってる会社でして(笑)
会社というよりコンテンツ部門ですね。アニメ関連の。
やっと赤字経営から抜けたかなといったところ。
ROEもROAも1%代で低すぎ。
自己資本比率が84%くらいあっても、自己資本はもちろん。投資分もうまく使えていなさそうです。
ちょっと大丈夫かな? と不安になってきました(汗)
結局「めちゃくちゃ売れてる株の雑誌 ZAiが作った株入門 初級編」で勝てるようになるのか?
最初に書いた 「めちゃくちゃ売れてる株の雑誌 ZAiが作った株入門 初級編」で勝てるのか?ということですが、このシリーズは「上級編」もあるのですが、それと組み合わせれば中長期戦略でいくなら結構行けるかも。と思いました。
プラス経験を積むことは当然必要ですし、各種リサーチも必要かと思います。
ただ、指標がPERとPBRの説明しかないので、ちょっと物足らない感じはします。各種指標があればある程度財務諸表などを調べなくても検討が付けられるようになると思うからです。
スクリーニングの際も、指標の数値で検索するので、色々知っておけば銘柄探しもスピードアップできるとおもいます!
あと補足ですが、ここでいう±はタイミングでは入れ替わる銘柄もあるので、明確にそうだということではありません。
具体的には、ソフトバンクと、日本通信は割と激しく上下する感じがします。
しかし、中外鉱業だけはずっとマイナスか、イーブンな感じがしますけど。
まあ、まだ開始2ヶ月の結果なんで。中長期でみてるので、とりあえず現状報告でした!
ではまた^^
