
今回コロナウイルスの影響で株価が全体的に下がっていますが、こういったケースの場合、またすぐ回復する傾向があります。
例えば年頭にあったイラクとアメリカの問題の時もいきなり年初から下げましたよね?
でもその後、大事に至らずに結局株価も元に戻りました。
そういった事件(事故)などで下げた場合、その事件が解決することで戻ることがほとんどだと思います。
私の保有する銘柄も全体で4%くらい下げてしまっていますので、今回この検証企画を行う運びとなりました。
よろしくお願いします。
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ナンピン(難平)買いとは
まず、ナンピン(難平)買いとは、難を平(たいら)にする。つまり平均化する事で損失を減らしましょう。という意味。
以下に例を示します。
Aさん | Bさん | |
保有株数 | 1,200円(購入単価)×200株 800円(購入単価)×200株 | 1,200円(購入単価)×200株
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保有株 | 400株 | 200株 |
購入単価 | 1,000円 (単価が下がった!) | 1,200円 |
1株利益 | 1500円(株価上昇!)ー1000円=500円 | 1,500円(株価上昇!)ー1,200円=300円 |
損益 | 200株×500円=10万円 | 200株×300円=6万円 |
同じ200株あたりの利益が、4万円の差が出てますよね?
うまくハマればかなり大きく稼げます!
では、ナンピン買い後に更に株価が下がったらどうなるでしょう?
Aさん | Bさん | |
保有株数 | 1,200円(購入単価)×200株 800円(購入単価)×200株 | 1,200円(購入単価)×200株
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保有株 | 400株 | 200株 |
購入単価 | 1,000円 (単価が下がった!が・・) | 1,200円 |
1株利益 | 500円(更に株価下落!)ー1000円= −500円 | 500円(更に株価下落!)ー1,200円= −700円 |
損益 | 200株×−500円=−10万円 400株なら−20万円
| 200株×−700円=−14万円 |
ナンピン買いで失敗すると、損失が広がるんですね。
もう一つ、株価が800円まで下がったものの、900円まで値を戻した場合はどうでしょうか?
Aさん | Bさん | |
保有株数 | 1,200円(購入単価)×200株 800円(購入単価)×200株 | 1,200円(購入単価)×200株
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保有株 | 400株 | 200株 |
購入単価 | 1,000円 | 1,200円 |
1株利益 | 900円(少し株価戻した!)ー1000円= −100円 | 900円(少し株価戻した!)ー1,200円= −300円 |
損益 | 200株×−100円=−2万円 | 200株×−300円=−6万円 |
このように損失を減らす効果もあります。
ナンピン買いをしていい場面(一般論)
一時的な現象で株価が下落している(事件・事故など)
例えばコロナウイルスの流行など、世界的に株価を下げる要因があって、事態が落ち着けばまた上がってくると見込める場合ですね。
上昇トレンドの時
上昇トレンド中の銘柄は基本、しばらく上がるとされています。
ただ、決算などは注意が必要です。発表の内容によっては上昇トレンド入りしていても、大きく下げてしまうことがあるからですね。
ナンピン買いをしてはいけない場面(一般論)
下降トレンドの時
これは有名な投資家の方でも過去にした失敗としてよく語られることですが、株価がどんどん下がると、
「きっとまた上がるはずだ」
こういう心理が働くんですよね。
私も自分でやっていて、上がった時より下がり幅が大きい時の方が売りにくい感覚ってあるんですよね。
実際に、ルールを決めて売ると決めていても、気持ち的にためらったりすることがあります。
「損をしたくない」
そういった心理が人間強く行動に出るんですね。
保持銘柄の下落の原因を分析。からのナンピン買いするか?

今回大幅に保有銘柄が下げてしまいましたが、一つ一つ要因をみていきます。
フジオーゼックス (7299)
1月29日発表の業績予想は経常利益が通期で4.4%減の予想が出ています。
週明けから8%くらい下げているんですが、業績の見通しがよくないというのが一つの要因ですが、生産拠点を中国で拡大しようとしている事も下げた要因としてあるのかなと思います。
しかし、国内需要の落ち込みが業績が伸び悩んでいる1番の要因のようで、アメリカの景気は堅調な動きを見せていることから、中国の問題が解決に向かえばある程度持ち直すのかなと思います。
あとは国内販売がどうなるかが肝ですね。
これは損切り候補になっています。
コーア商事HLDGS (9273)
週明けから6%くらい下げていますが、今回のコロナウイルスくらいしか下がった原因が見つかりません。
これはナンピン買いの候補にしています。
旭情報サービス (9799)
1月30日に第3四半期の決算が発表されましたが、業績は好調で、通期でも4.4%ほどの業績アップの予想となっています。
大口の取引先のトヨタも業績はいいみたいなので、これもコロナウイルスの件が落ち着けばまた上がってくるのではないでしょうか?
なので、ナンピン買いの候補です。
結果どうしたか
結果どうしたかはここに追記予定です。
ではまた^^